ギタリストが本気で作った、理想の音を売る店
Brush eight 12年の歩みと、音に賭けた人生の話。
“この音じゃないと意味がない。”
プレイヤーの感覚で、理想のトーンを追い続けた12年。
20歳の頃から音楽専門学校の講師を務めながら、少しずつライブやサポートのお誘いをいただくようになり、プロとしての活動をスタートしました。
運よく素晴らしいミュージシャンたちとの出会いにも恵まれ、ツアーに参加したり、レコーディング、箱バン、イベント出演など、Brush eightを立ち上げるまでは本当に音楽漬けの毎日を送っていました。
当時から楽器や機材が大好きで、今振り返ると、楽器店をオープンすることはある意味必然だったのかもしれません。とはいえ、プレイヤーからいきなり楽器業界に飛び込んで店を立ち上げたのは、かなり異例のケースだったようです。(※そのあたりの詳しい経緯は、以前のブログにも書いていますので、よければご覧ください。→https://www.brusheight.com/blogs/brusheight-news/11-brush-eight1st-11)
Brush eightを立ち上げたのは2013年、私が34歳のとき。就職経験もなければ、経営の知識もゼロ。何もわからないまま、勢いだけで始めた楽器店経営でした。
それまでに、ライブ、サポート、ツアー、レッスン、イベント主催、ラジオ出演などを通じて、大阪を拠点にしながら、全国各地にも足を運んできました。
30代の頃には、仲の良いミュージシャンが東京へ拠点を移していく中で、関西でミュージシャンとして生きていくことの難しさや、将来への不安も強く感じていました。
そんな中で、自分なりに出した答えが「楽器店をやってみよう」だったのかもしれません。あのときは本当に勢いでしたが…。
今でも、「もし自分も東京に出ていたら」と思うこともあります。でも今は、大阪でBrush eightを続けられていること、好きなギターを弾けること、たまに演奏やレコーディングの仕事もいただけること、そして今も音楽に関わり続けていられることに、心から感謝しています。
音楽がなければ、自分がどうなっていたかわかりません。だからこそ今は、音楽に少しでも恩返しがしたいという思いが日に日に強くなっています。
学生には楽器を無償で渡すこともありますし、若いミュージシャンには可能な限りサポートしたいと思っています。そんな気持ちが、今の自分の原動力になっています。
Brush eightは今年で12年目を迎えました。オープン当初は、SNSで小馬鹿にされることもありましたが、なんとか潰れずここまで続けてこられました。この12年、本当にいろいろなことがありました。
今、はっきりと言えるのは、ギターの音に対する絶対的な自信があるということです。プレイヤーとしての経験、耳、判断力、そして技術。それらすべてをBrush eightに注ぎ込みながら、商品開発にも本気で取り組んでいます。
Drive Xをはじめ、ギターやアンプのセッティングでは、常に海外ギタリストたちの“イケてる音”をイメージしています。「基本的な音」で満足するのではなく、一歩先をいく音を目指す。そのために設計にも意図があり、すべての音に理由があります。
そして、これは音楽への恩返しにもつながればと思っています。
もともとは自分用に作っていたペダルやアイデアもありますが、それを「音」としてお客様に届けたい。自分が聴いてきた音、感じてきた音、思い描いてきた音を形にして残したいという気持ちと、
私・中村が経験してきた音、聴いてきた音、考えてきた音。それを、ぜひ体験していただきたいと思っています。
もし、動画をご覧になって「いい音だな」と少しでも感じていただけたなら、ぜひ一度、Brush eightの製品を試してみてください。きっと、“違い”を感じていただけると思います。
Brush eight
中村文彦